[ソウル 3日 ロイター] 韓国は3日、中国大陸内陸部のゴビ砂漠から飛来する有害物質を含んだ黄砂の影響で、学校を閉鎖する措置に踏み切った。メモリチップ製造工場などでも安全対策が強化された。
韓国当局は、先週末に黄砂注意報を出したのに続き、3日には南東部の幼稚園と小学校に通う児童の保護者に対し、子どもたちを自宅待機させるよう要請。その理由について、釜山のある教育関係者は、その世代の子どもたちは免疫システムがまだ弱いためとしている。
同国では、毎年この時期に中国から飛来する黄砂により、多数の死者と数十億ドル(数千億円)規模の損害が出ているという。