[シカゴ 3日 ロイター] 研究者らは3日、子供への性教育について、親子間で形式的な内容を話し合って終わりにするのではなく、性交渉の多くの側面を繰り返し話し合うべきとの調査結果を発表した。
小児医療の専門誌に掲載された同調査は、南カリフォルニアの11─15歳の子供312人を対象に、性交渉について親との話し合いの頻度や内容をランド研究所が調べたもの。
それによると、子供との話し合いが多い親は子供との距離も近い傾向にあり、話し合いの内容が思春期や性病などの一般的なものから、自慰行為や性交渉時の感覚などの個人的な内容に移行する際も、比較的スムーズに進むという。
同調査はまた、過去の研究結果として、親との話し合いを持った子供は性交渉の経験が遅くなる傾向にあり、性交渉を持つ際にも避妊を行い、相手の数も少なくなる傾向にあるとした。