[ローマ 12日 ロイター] イタリアにあるシチリア島の裁判所が、受刑者であるマフィアのメンバー(36)が国内の刑務所への収監に適さないほど太っていることから、自宅監禁を許可する判断を下した。受刑者の弁護士が、ロイターに対して地元紙の報道を認めた。
サルバトーレ・フェランティ受刑者の体重は210キロ。
フェランティ受刑者はこれまで同国内の4カ所の刑務所で6カ月間を過ごしたが、衣服の脱ぎ着や移動などに補助が必要だったり、体のサイズに合うベッドがなかったりして刑務所側から苦情が出ていた。このため、弁護士が裁判所に同受刑者の自宅監禁を求める申し立てを行っていた。