[コペンハーゲン 13日 ロイター] デンマークのニュボーにある刑務所の看守4人が、受刑者から差し入れられた麻酔薬が入れられたと思われるケーキを食べ、病院に運ばれた。
事件が起きたのは、同刑務所内の「ブラック・コブラ」と呼ばれる暴走族のメンバーが収容されている棟。女性の看守の1人がケーキを食べた数分後に、手足の感覚がないと異変を訴えた。その後、男女それぞれ2人の看守が病院に運ばれた。
デンマーク当局のスポークスマンは今回の事件について「デンマークのシステムでは、通常看守と受刑者は非常に親密で、受刑者は毎日ケーキを焼いている」と説明。ケーキを食べた看守らは贈り物について疑いを持たなかっただろうと述べた。