[キャンベラ 3日 ロイター] オーストラリアのダーウィン近郊にあるリッチフィールド国立公園で2日、体長2.5メートルのワニに襲われた妻を夫が助け出すという出来事があった。
妻ウェンディ・ペスリックさん(36)は水辺でワニに脚をかみつかれたが、夫ノームさんがワニの背中に飛び乗り、目を突くなど格闘して追い払うことに成功したという。
地元の目撃者は通信社AAPに対し「クロコダイルに脚をかまれてけがを負った後でも、女性は非常に落ち着いて話していた」とし、夫婦ともに勇敢だったと印象を語った。
ペスリックさんは両脚に傷を負ったが、搬送されたロイヤル・ダーウィン病院のレン・ノタラス氏は「致命的な悲劇になる可能性があった。クロコダイルのあごの力は極めて強力だ」と述べ、夫の迅速な行動によって命が助かったとの見方を示した。