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肥満人口の増加、地球温暖化に寄与=英研究

 5月16日、英ロンドン大学の研究チームが、肥満や過体重の人々はそうでない人たちに比べ移動により多くの燃料が必要となったりより多くの食料を食べたりすることにより地球温暖化に寄与しているとの見方を示した。写真は昨年8月に米ニューヨークで撮影(2008年 ロイター/Lucas Jackson)

 [ジュネーブ 16日 ロイター] 英ロンドン大学の研究チームが、肥満や過体重の人々はそうでない人たちに比べ、移動により多くの燃料が必要となったりより多くの食料を食べたりすることにより、地球温暖化に寄与しているとの見方を示した。また、肥満人口の増加によって、同問題が将来的に深刻化すると警告している。

 研究チームのフィル・エドワーズ氏とイアン・ロバーツ氏は、学術誌ランセットに16日掲載された論文で、肥満人口増加の問題はさらに、食料不足やエネルギー価格の上昇にもつながるとしている。エドワーズ氏は電話インタビューで「肥満は(さまざまな問題の)全体像の中でカギとなる部分だ」と述べた。

 世界全体では現在、少なくとも4億人の成人が肥満とされている。世界保健機関(WHO)の推計によると、2015年までに成人23億人が過体重となり、肥満の人は7億人を超えるという。

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