[ロンドン 5日 ロイター] 英国では7人に1人が職場でのいじめを経験し、中でも公的機関に勤め、年収2万─6万ポンド(約370万─1130万円)の中高年男性が、いじめを最も受けていることが分かった。英労働組合会議(TUC)が調査会社YouGovを通じて行った結果が5日発表された。
公的機関の約5分の1のスタッフがいじめを受けていると答えているのに対し、民間企業では10人に1人強、ボランティア活動に従事する人では100人に8人の割合となっている。
また、年収2万ポンド以下の人は、年収2万─6万ポンドの人よりもいじめを受けている数が大幅に少ないとの結果も出ており、「低所得の人がいじめを受け易い」ということではないことが示された。
男女別では男性の16%に対し、女性は12%が職場でのいじめを我慢しており、年齢別では45歳─54歳がいじめの標的にされる頻度が高いという。