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嵐が吹き荒れるウォール街、高額報酬の時代は終えん

 9月25日、嵐が吹き荒れるウォール街では、高額報酬の時代は終わったとの見方も。写真は23日、ニューヨークのタイムズ・スクエア(2008年 ロイター/Erin Siegal)

 [ニューヨーク 25日 ロイター] 経営破たんや救済劇で嵐が吹き荒れる米金融業界。世界の金融の中心地であるニューヨークのウォール街では、高額な報酬を得られる時代は終わったとの見方も出ている。

 証券大手ゴールドマン・サックスGS.Nとモルガン・スタンレーMS.Nは銀行持ち株会社に移行し、連邦準備理事会(FRB)の監督権限下に入ることになった。これまで長期にわたって投資銀行モデルで高収益を稼ぎ出してきた両社は今後、自己資本規制比率に縛られることになる。

 投資銀行ビジネスモデルの終えんは、業績がより安定的になる一方で収益性が以前よりは低くなることも意味し、最終的にはボーナスが細ることにもつながる。

 雇用コンサルティング会社チャレンジャー・グレー・アンド・クリスマスのジョン・チャレンジャー氏は「われわれは一つ時代の終わりにいる。投資銀行が使ってきた高いリスクで高い報酬という戦略は減っていくだろう。金融業界でみられるレバレッジ離れは報酬にも影響する」としている。 

 収入の減少と資産価値の目減りにくわえ、投資銀行はビジネスのやり方も変えなくてはならない。より厳しいFRBの監督権限下に入り、レバレッジ抑制圧力が高まる環境では、目を見張るような高額ボーナスもウォール街と歩調を合わせて縮小して行かざるを得ない。

 モルガン・スタンレーのジョン・マック最高経営責任者(CEO)とゴールドマンのロイド・ブランクフェインCEOの報酬は今後、商業銀行トップらの報酬が物差しになる。

 ブランクフェインCEOの昨年の報酬総額は約6800万ドル(約72億円)。第4・四半期に巨額の損失を計上したモルガン・スタンレーのマックCEOは160万ドルだったが、2006年には4000万ドル以上を手にしている。

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