[北京 17日 ロイター] 1985年以降に40─50回の美容整形手術を受けてきたという中国人女性のShi Sanbaさん(55)。あまりにも多くの手術を受けてきたので、正確な回数は覚えていないという。
自身も形成外科医であるShiさんはこれまで、しわ取りや二重まぶたの手術をはじめ、鼻や輪郭の修正、豊胸や痩身など、さまざまな美容整形を経験してきた。ロイターの取材に対し「子どものころから可愛くなるのが好きだった」と語った。
元京劇女優のShiさんは現在、北京で医師と看護師約80人を抱える美容整形外科医院を経営している。
「このビジネスにいるので、美容整形の新しい素材などを試し続けなければならない」と語るShiさん。そうすれば、自分が直接試した経験を自分の患者たちに伝えることができるとしている。
中国メディアによると、同国で1年間に美容整形手術を受ける人は約100万人。業界の規模は推定24億ドル(約2300億円)で、拡大しているという。