[台北 11日 ロイター] 中国から台湾に寄贈されるパンダ2頭が、クリスマスの2日前に台北の動物園に到着する可能性が高いことが分かった。台湾の対中国交流の窓口機関、海峡交流基金会の高孔廉副理事長が11日に明らかにした。
中台関係改善を象徴する2頭のパンダは、雄の「団団(トアントアン)」と雌の「円円(ユエンユエン)」。同副理事長は記者団に対し「その日(クリスマス2日前)である可能性は極めて高い」と述べた。
長年にわたって緊張状態にあった中台関係だが、中国に友好的な馬英九総統が5月に就任して以来、関係改善が進んでいる。
台北の政治リスク・コンサルタントのレイモンド・ウー氏は「(パンダを)子どもたちは大好きになり、家族が訪れるだろう。クリスマスのプレゼントみたいだが、昼と夜ほどの明らかな変化をもたらすとは思わない」と語った。