[北京 25日 ロイター] 中国の北京と天津間を結ぶ高速鉄道の列車内で、禁煙規則に違反したとして男が3日間の拘置処分という、まれにみる厳罰を受けていたことが分かった。新華社のウェブサイト(www.xinhuanet.com)が報じた。
それによると、この男は、乗車していた北京行きの列車が天津を発車した直後に、車内のトイレで喫煙。煙感知器が作動し、列車が停止したところを身柄拘束された。
ことし8月の北京五輪に合わせて開業した北京・天津高速鉄道は、回転式の座席やゆったりとした造りなど、通常の中国の鉄道よりも豪華な車両となっている。
男性の約半数が喫煙している同国では、禁煙の表示や規則は総じて軽視されがち。
新華社は「北京・天津高速鉄道での喫煙は厳しく禁止されている。鉄道当局は、すべての乗客がこの規則を留意することを期待しており、礼儀正しいマナーを守ることで列車は、安全に定刻通りの運行ができる」としている。