[カトマンズ 23日 ロイター] ネパール・テレコムが携帯電話サービスをエベレストの頂上まで拡大し、登頂者の利便性を高める計画であることが分かった。同社の関係者が23日、明らかにした。
標高8850メートルの世界最高峰エベレストには多くの人が登るが、ヒマラヤ地域は通信設備が整っていないため、登頂者が家族と連絡を取る際には、高額な衛星電話サービスに頼っている。
ネパール・テレコムの衛星通信サービス部門ディレクター、アヌープ・ランジャン・バタライ氏は、エベレスト登頂のベースキャンプ近くを含む4カ所に携帯電話の電波塔を設置し、エベレスト頂上でもサービスを提供する予定だと述べた。6月中旬までに作業を終える意向だとしている。
6月中旬以降は雨季に入り、機材を搬送するのが困難になるという。