[ロンドン 27日 ロイター] 経済危機の影響を受け、動物好きとされる英国人の間で、ペットを手放す動きが加速しているようだ。英王立動物虐待防止協会(RSPCA)によると、昨年同国で捨てられたペットは57%増の1万1586匹。1日当たり30匹以上になる。
捨てネコは50%増加し、馬や家畜、外来種のペットも捨てられており、ペットを手離すことを考えている市民からの問い合わせも52%増えたという。
同協会の責任者であるティム・ワス氏はBBCラジオに対し、餌代や獣医代の支払いなど、景気悪化が影響しているためだと指摘。現在の状況を解決するためには、経済回復だけが頼りであることを懸念していると述べた。