[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米ニューヨーク港で5日、体長45フィート(約14メートル)のクジラの死がいが見つかったが、このクジラは週末にハドソン川で動けなくなったクルーズ船に衝突していたことが分かった。当局が6日明らかにした。
クルーズ船は、ノルウェージャン・クルーズラインNCLH.Oの船で、バハマとフロリダを巡る7日間のツアーを終えてニューヨークに戻ったきたところ、4日朝に4500人の乗客を乗せたまま、操舵・推進装置の問題で約3時間立ち往生した。
同社は6日、「われわれは海洋生物を避けるため、あらゆる予防措置を取っており、今回の発見について悲しんでいる」との声明を発表。米当局と引き続き全面的に協力していく方針を示した。
米国海洋大気庁(NOAA)によると、解剖が行われたが、衝突した際にクジラが生きていたかどうかは明らかでない。
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