[17日 ロイター] - 米カリフォルニア州に住むカップルが、干ばつを受けて芝生の水やりを控えたところ、市当局から景観を害したとして罰金の可能性があるとする警告状を受け取った。
カップルは、ロサンゼルス近郊グレンドラ市在住のマイケル・コートさんとローラ・ホイットニーさん。芝生の一部が枯れて茶色くなったとして、60日以内に緑に戻さなければ100─500ドル(約1万─5万円)の罰金を科す可能性があると市から通達されたという。
同じ週にカリフォルニア州は、干ばつ対策として屋外での水まき自粛を州全体に要請。8月1日施行で、各市に節水を求め、芝生に水をやりすぎた市民に最大500ドルの罰金を科す権限が付与される。
グレンドラの市管理責任者は、市は節水を奨励しているが、このケースでは土地の保全が放棄された可能性があるとの報告があったと説明。「職員が点検したところ、放棄はされていないが保全もされていなかった。節水は土地の状態悪化を認めるという意味ではない」と述べた。
ホイットニーさんは「干ばつの最中に芝生の水やりを再開することは正しくないと思う。どうすればいいか、悩んでいる」と語った。
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