[メキシコ市 29日 ロイター] - メキシコの古代遺跡、テオティワカン発掘に携わっている考古学者によれば、発見された地下トンネルの調査を進めた結果、宗教儀式に用いられたとみられる大量の埋蔵品が見つかった。また、トンネルの先に王家の墓がある可能性も出てきたという。
1800年前のものとみられる地下トンネルが最初に発見されたのは2003年。まず遠隔操作可能なロボットを使って調査が行われ、その後に研究者が発掘を進め、次第にトンネル内の様子が明らかになった。
今回見つかったのは、石の彫刻物や宝石、貝をはじめ4000点におよぶ木製品、黒曜石のナイフ、矢じりなどで、推定で計5万点に上るという。
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