[ロサンゼルス 29日 ロイター] - 米ロサンゼルス市の高層ビルに平屋根とヘリポートの設置を義務付けた1958年の規則が撤廃された。建築家にとってロスの景観をデザインする自由度が増す。
この条例は、消火活動や人命救助を目的としているが、導入しているのは米主要都市の中でロスだけだった。
ガルセッティ市長は29日、規則の撤廃を発表。建築基準や技術、設計、消火訓練の進歩で規則が時代に合わなくなったと指摘。
声明で「ロサンゼルスは世界のクリエーティブ産業の中心地なのに、スカイラインは一様にフラットな建物ばかりだ」とし、「より良い防火対策と建築デザインの両方を望む。われわれは常に革新的であるべきで、今回の措置はそれを可能にする」と述べた。
今回の措置により、高さ420─1000フィート(約128─305メートル)のビルは、非常用エレベーターや非常階段に加え、自動スプリンクラーと監視カメラを設置することでヘリポートを設置する必要がなくなる。
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