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先進国の肥満割合が過去最高に、医療費増大の一因に=OECD

2月21日、経済協力開発機構(OECD)が発表した報告書で、先進国における太り過ぎや肥満の人の割合が過去最も多くなったことが分かった。ニューヨークで2009年12月撮影(2012年 ロイター/Finbarr O'Reilly)

[ロンドン 21日 ロイター] 経済協力開発機構(OECD)が21日発表した報告書で、先進国における太り過ぎや肥満の人の割合が過去最も多くなったことが分かった。太り過ぎに起因する疾病が治療費を増大させ、医療システムの負担になっているとも指摘している。

それによると、太り過ぎや肥満の人の割合が低いのは日本や韓国で約4%。一方、米国やメキシコは30%を超える水準となっている。

報告書は、OECD加盟34カ国の半数以上の国で、少なくとも2人に1人が太り過ぎや肥満で、今後さらに増加すると予想。今後10年以内に、3人に2人が肥満になる国もあるとしている。

専門家によると、重度の肥満の人は通常体重の人に比べて、平均8─10年寿命が短く、体重が15キロ増えるごとに早死にのリスクが約30%上昇するという。

また、肥満に関連する医療費はほとんどの国で1─3%だが、米国では5─10%に上り、関連疾病が出始めるのに伴って医療費も急増すると、OECDは指摘している。

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