[バンコク 6日 ロイター] ルールはいたってシンプル。ボールをゴールに投げ入れると得点が加算される。しかし、このスポーツ「アルティメット・タック・ボール(UTB)」の一番の特徴は、スタンガンで相手を妨害し合うことだ。
ハードコアなスポーツ愛好家らによって発明され、彼らが未来のスポーツと形容するUTB。タイのバンコクでこのほど、エキシビションマッチが開かれ、スタンガンを使った妨害プレーが行われる度に、観客から大きな歓声が上がった。
使用する球は60センチ大のメディシン・ボール。スタンガンの電流は3─5ミリアンペアで、警察の使用するものの10分の1程度だという。試合は1チーム4人で、時間は1ピリオド7分の3ピリオド制で行われる。
バンコクでの試合に出場したダミアン・ライアンさん(24)は、「スタンガンの衝撃はだんだん怖くなくなっていく。最高の気分を味わえるのは確かだ」と話していた。
UTBは米テレビ番組でも取り上げられ、UTBを紹介するPRビデオは、動画共有サイトのユーチューブで150万回以上視聴されている。
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