[23日 ロイター] クウェートで開催された射撃競技大会の表彰式で、カザフスタン国歌の代わりに、コメディー映画「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」で使われたパロディー版の国歌が流されるハプニングがあった。英BBCが23日伝えた。カザフ選手団は謝罪を要求している。
カザフ代表チームのコーチが自国メディアに語ったところによれば、競技会運営事務局が、誤ってパロディー版の方をダウンロードしたという。
問題の「国歌」が流された22日の表彰式の映像では、金メダルを獲得したマリア・ドミトリエンコ選手が初めは厳かに聞き入っていたが、パロディー版であることに気付いて苦笑いする様子が映っている。
サシャ・バロン・コーエンが主演した「ボラット」で使われているパロディー版国歌は、カザフスタンを世界一のカリウム輸出国家であり、地域で最も清潔な売春婦を抱える国として「称賛」している。
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