[ロンドン/ジュネーブ 28日 ロイター] 宇宙の創造に深く関わっていると見られる「ヒッグス粒子」について、欧州合同原子核研究所(CERN)が7月4日に最新の研究結果を発表する。
ヒッグス粒子は1964年に英国の理論物理学者ピーター・ヒッグス氏がその存在を提唱したもので、137億年前のビッグバン以降、物質に質量を与えたとされている。発見できれば、太陽や惑星がどのように生まれたのかなどを解明できる可能性がある。
CERNでは昨年12月、ヒッグス粒子の存在を示す兆候を発見したと発表しており、科学者などの間では4日の発表に期待の声が上がっている。
一方で、世界的に経済が低迷している中、このような巨額の資金が必要なプロジェクトには批判的な見方もある。
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