for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ベール着用の女性キャスター誕生、エジプト雇用差別に改善の兆し

7月19日、エジプトの首都カイロで新しく開局するテレビ局でに、ベールを着用した女性キャスターが誕生する(2012年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)

[カイロ 19日 ロイター] エジプトに住むAbeer Shahinさんは、首都カイロの名門大学を卒業したにもかかわらず、就職先を見つけるのに苦労していた。原因は、イスラム教徒の女性が着用する「ニカブ」というベールだ。

ニカブは目以外の顔と髪を完全に覆うベールのことで、エジプト社会では、ニカブを着用する女性は雇用や教育の現場で差別の対象とされてきた。

しかし、Shahinさんはこの逆境を乗り越え、このたびテレビ番組のキャスターとして働くことが決まった。しかもこの番組の制作に携わるのは、全員がニカブを着用した女性だ。

「ニカブをかぶっていても、医者や教授にだってなれるはず」。Shahinさんは番組を通して、ニカブをかぶった女性でも成功した人間がいるということを知ってもらいたいと、今週末から始まる番組に向けた期待を語った。

エジプトでは昨年ムバラク政権が崩壊し、イスラム政党が躍進。変化を遂げた社会の中で、ニカブを着用する女性は新たな地位の確立を望んでいる。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up