[ロンドン 29日 ロイター] ロンドン五輪の開会式でインド選手団とともに無関係の女性が行進していたことが分かり、五輪組織委員会のセバスチャン・コー会長は29日、この女性が開会式のショーに出演していたメンバーだったと明らかにした。
問題の女性は、27日の開会式でインド選手団の旗手の隣に並んで行進。選手団が黄色や紺色のユニフォームを着用する中、1人だけ赤色の上着と青色のパンツという出で立ちだった。
コー会長は記者会見で、「彼女はあの場にいるべきではなかった。ショーの出演メンバーだったと確認できたが、やや興奮しすぎていたようだ」と述べた。
インドの五輪協会は、ユニフォームが明らかに選手団とは異なり、身分証明書も付けていなかったにもかかわらず、女性があの場に入り込めたのはセキュリティが甘かったからだと非難した。
インドのメディアは、この女性がバンガロール出身の大学院生だと報じている。
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