[ボルハ(スペイン) 22日 ロイター] スペイン北東部の町、ボルハの教会で19世紀に描かれたキリストのフレスコ画が、地元の80代の女性により「修復」され、原画とは程遠い姿に変わり果てたとして、地元のメディアで大きく取り上げられている。
有名なスペインの画家エリアス・ガルシア・マルティネスが教会の壁に描いたこの絵の「修復」を試みたのは、セシリア・ヒメネスさん。スペイン通信(EFE)はヒメネスさんが自分の判断で修復を試み、絵にダメージを与えてしまったこと認めたと伝えているが、ヒメネスさんは国営テレビTVEに対し、教会から修復の許可を得ていたとし、作業中に周りに人がいたが、誰にも止められなかったと主張している。
絵の経済的価値はほとんどないとされているが、市当局によると、絵を修復するために美術専門家の一行が27日にも到着するという。
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