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「ラナイ島を持続可能性のモデルに」、米オラクルCEOが夢語る

10月4日、米ソフトウエア大手オラクルのラリー・エリソン最高経営責任者(CEO)は、6月に購入したハワイのラナイ島について、環境的に持続可能な場所のモデルケースにするという夢を持っている。9月撮影(2012年 ロイター/Robert Galbraith)

[ホノルル 4日 ロイター] 米ソフトウエア大手オラクルのラリー・エリソン最高経営責任者(CEO)は、6月に購入したハワイのラナイ島について、環境的に持続可能な場所のモデルケースにするという夢を持っている。CNBCが行ったインタビューで初めて明かした。

エリソン氏は今年6月、面積141平方マイル(約365平方キロ)とハワイで6番目に大きいラナイ島の98%を富豪デビッド・マードック氏から購入。金額は明らかにされていないが、エリソン氏が購入した土地には、2つのリゾートとゴルフコースのほか、さまざまな商業施設や居住施設、かつてはパイナップル畑だった広大な未開発地がある。

約3000人の住民は6月以降、島の大部分を保有することになったエリソン氏の購入目的が何なのか、本人の口から説明があるのを待っていた。

2日のCNBCのインタビューでエリソン氏は「私はハワイを愛していて、ラナイは非常に興味深いプロジェクトだ」とし、「私たちがしようとしているのは、ラナイを持続可能な事業のモデルに変えることだ」と語った。

保有することになった島の水道事業では海水を淡水化する計画もあるとし、「細流かんがいを作って島全体に有機農場を広げ、そこで育てた作物を日本などに輸出したい」との構想も披露。島の住民がこうした事業に参加できるよう支援する計画や、電気自動車を導入する計画も明らかにした。

ロイターの取材に応じた島の住民は、大半がエリソン氏の計画を歓迎している。7へクタールの農場を持つアルバータ・デ・ジェトリーさんは「観光だけではラナイの持続は無理だ。われわれは皆、これは起こるべくして起きることだと理解している」と語り、計画が実現すれば、ラナイが日本向けフルーツ輸出の一大拠点になれるかもしれないと語った。

ただ一方で、ハワイは土地代、水代、人件費が高く、農業が競争力を維持するには厳しい環境に直面していることも事実。エリソン氏がプロジェクトを成功させるには、支援金を出し続けなければならないとの見方もある。

サステナブル・リビング・インスティチュート・オブ・マウイ(SLIM)のジェニファー・キリコ事務局長は「多くの労力を必要とし、課題もある」と指摘。その上で「長期戦略だが面白い。人口3000人のラナイのサイズを考えれば、これは世界中の島の持続可能性を試す良い機会になる」と語った。

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