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水陸両用車が米国で来月発売へ、価格は315万円

10月15日、ニュージーランドで生まれた水陸両用4輪バギーが、来月から米国市場でも販売される。価格は4万ドル(約315万円)前後になるという。ギブス・テクノロジーズ提供写真(2012年 ロイター)

[デトロイト 15日 ロイター] ニュージーランドで生まれた水陸両用4輪バギーが、来月から米国市場でも販売される。価格は4万ドル(約315万円)前後になるという。

この水陸両用車は、ニュージーランドのビジネスマン、アラン・ギブス氏(73)が開発したもので、BMWのバイク用エンジンを搭載し、陸上はタイヤで走行し、水上はウォータージェットの推進力で進む。水陸の切り替えは5秒しかかからず、陸上でも水上でも時速70キロで進むことが可能だという。

ギブス氏は、来月にまずフロリダ州で販売を開始し、年内にテキサス州、五大湖周辺地域、ニューヨーク州で、来年にはカリフォルニア州でも発売を予定。2014年までに世界展開も目指している。

同氏が創業したギブス・スポーツ・アンフィビアンズは、デトロイト郊外に組立工場を持つ。今回の水陸両用4輪バギーは、本格的な水陸両用車の販売に向けた足ががりと位置づけており、最初の1年間で販売台数1000台を目標にしているという。

水陸両用車の大量生産への取り組みは過去にも行われてきたが、消費者に普及するまでには至っていない。ドイツで1960年代に作られた水陸両用車アンフィカーは4000台しか売れなかった。

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