[パリ 13日 ロイター] フランスの首都パリでは、デラノエ市長が高燃費車の市中心部への乗り入れを禁止する条例を提案しており、有名なクラシックカーが走る姿が見れなくなる恐れが出ている。
デラノエ市長が提案した条例は、1997年より前に製造された車の乗り入れを禁止するもの。これに対し、「光の都」パリが富裕層の「遊び場」と化してしまうと非難の声が上がっている。
同市長は市議会に対し、「これは市民のためであり、パリの空気をもっときれいにするためだ」と理由を説明。条例の成立には政府の承認が必要だが、成立すれば36万5000台が対象になるという。
条例案では、シトロエンDSやシトロエン2CVなどのクラシックカーをはじめ、買い替えが経済的に厳しい市民が乗っている車などが規制の対象になる。
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