[サンフランシスコ 14日 ロイター] 米カリフォルニア州のサンフランシスコ動物園で、絶滅危惧種に指定されているスマトラトラの赤ちゃんが誕生した。同動物園が14日明らかにした。
動物園の飼育員たちは9歳の母親「リアン」と赤ちゃんをウェブカメラで観察しており、赤ちゃんの健康状態は良好とみられ、元気が良く食欲旺盛だとしている。性別はまだ不明だという。
専門家によると、スマトラトラの誕生は非常に珍しく、北米では約75頭のスマトラトラが飼育されているが、年間で誕生するのは2―4頭くらいだという。
スマトラトラはトラの中で最小の亜種で、インドネシアのスマトラ島に生息しているが、密猟などでその数は激減し、推定400頭とされている。
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