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韓国でカメの遠隔操作実験、災害時の救助活動に期待

5月12日、ミドリガメと言えば、一般的にはペットとして飼育されることが多いが、韓国科学技術院ではスパイ活動や災害時の救助活動に利用できないかと実験を進めている。写真はロイターテレビの映像から(2013年 ロイター)

[大田(韓国) 12日 ロイター] ミドリガメと言えば、一般的にはペットとして飼育されることが多いが、韓国科学技術院(KAIST)ではスパイ活動や災害時の救助活動に利用できないかと実験を進めている。

同院のLee Phill-seungさんをはじめとするグループは、半円形の目隠しをモーターに取り付け、それをカメの甲羅に乗せて遠隔操作実験を行った。無線で目隠しを回転させると、カメはそれとは逆の方向へと歩き始めた。

Leeさんによると、カメを含むほとんどの生物には障害物を避ける習性があり、目隠しを障害物だと思ったためにそれとは逆の方向へ進んだのだという。

プロジェクトのそもそもの目的は、カメをロボットのように操って偵察や調査活動などの軍事利用の可能性を探ることだった。しかし現在では、深海での調査など人間の立ち入れない場所での情報収集や、災害時の救助活動など、研究の目的が変更されたという。

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