[マイアミ 29日 ロイター] - 約2年前から大量発生している巨大カタツムリ「アフリカマイマイ」の駆除に頭を悩ませている米フロリダ州の農業当局は21日、アフリカマイマイの捕獲にラブラドールレトリバーを投入すると発表した。
アフリカマイマイは建物の外装などに使われているしっくいを好んで食べるほか、約500種類の植物をエサにしているとされ、ネズミほどの大きさに成長することもある。また、建物に被害を与えるだけでなく、髄膜炎などを発症させる寄生虫を持っている可能性がある。
これまでに当局は約600万ドル(約5億9000万円)をかけて計12万8000匹を捕獲。薬剤や餌などを使って人が駆除してきたが、今後は鼻の効くラブラドールの力も借りるという。
当局は同日、黒のラブラドール「ベア」をお披露目。ベアは3カ月間のトレーニングを間もなく終了し、アフリカマイマイ探知犬として活躍することが期待されている。あと2匹のラブラドールがトレーニングされる予定だという。
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