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6歳児の「皆殺し」提案に賛意の米司会者、中国政府が批判

11月11日、米トーク番組で先月、米国債償還の回避方法を問われた子どもが「中国人を皆殺しにすればいい」と答えたことに司会者のジミー・キメルさん(写真)がふざけて賛意を示した問題について、中国外務省の報道官が放映したABCテレビなどを厳しく批判した。ニューヨークで4月撮影(2013年 ロイター/Lucas Jackson)

[北京/ロサンゼルス 11日 ロイター] -米トーク番組で先月、巨額の米国債償還を回避する方法を問われた子どもが「中国人を皆殺しにすればいい」と答えたことに司会者がふざけて賛意を示した問題について、中国外務省の報道官は11日、放映したABCテレビなどを厳しく批判した。

この問題は先月16日、司会者のジミー・キメルさんが番組で、中国が保有する1兆3000億ドル(約129兆円)に上る米国債をどう償還すべきか子どもたちに質問したところ、6歳の児童が「中国人を皆殺しにすればいい」と答えたもの。番組は事前に収録されており、キメルさんは児童の提案について「それは面白い考えだ」と述べた。

この問題を受け、中国系市民らが今月9日、カリフォルニア州のABC本社前で抗議活動を行った。

また、中国外務省の秦剛報道官も定例の記者会見で、人種差別を助長することは報道機関の社会的責任に逆行するものだと指摘し、ABCは中国系市民の声に耳を傾けるよう求めた。

キメルさんは10月28日の番組で謝罪したほか、ABCも声明で遺憾の意を表明した。

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