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身長への「引け目」、被害妄想などの要因にも=英研究

[ロンドン 29日 ロイター] -周囲の人に比べて背が低いと感じる人は被害妄想や劣等感、過剰な不信感を抱きやすい傾向にあるとの研究報告が、29日発行の精神医学専門ジャーナル「Psychiatry Research」に掲載された。

研究では、不信感を抱きやすい成人女性60人を対象に地下鉄に乗っているという想定のバーチャル・リアリティ実験を行った。

実際の身長と、バーチャル技術で実際よりも25センチほど低くした身長の2パターンで実施し、どちらのパターンでもバーチャルの他の乗客は無表情で不安を与えるようにした。

すると、ほとんどの人が身長の差を認識しなかったものの、実際よりも低い身長で行った実験の方が、無力感や劣等感、人から好かれないといったネガティブな感情を抱いた人が多かった。

研究者チームによると、そうしたネガティブな感情が、他の乗客からの視線を感じるなどの被害妄想につながったという。

研究を率いた英オックスフォード大学のダニエル・フリーマン氏は「(実験結果は)妄想症について理解する重要な手掛かりになる。相手に対する過剰な不信感が、自分自身への否定的な感情に基づいていることを示している」と指摘。

「治療の観点からは、自尊心を高める手助けができれば、不信感を抱くことが少なくなることが示唆された」としている。

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