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テキサス州で日本酒醸造、「大胆でパワーある味に」

2月16日、テキサス州で日本酒の商業生産を唯一手掛けているテキサス・サケ・カンパニーの社長兼杜氏のヨド・アニスさんが、「大胆でパワーのある酒にしたい」と意気込みを語った。1月撮影(2014年 ロイター/Jon Herskovitz)

[オースティン(米テキサス州) 16日 ロイター] -州旗の柄から「1つ星の州」とも呼ばれる米テキサス州。同州オースティンにある酒造会社テキサス・サケ・カンパニーは、地元で収穫されたコメを使った日本酒「ライジング・スター」を醸造・販売している。

テキサス州で日本酒の商業生産を唯一手掛けている同社は、社長兼杜氏のヨド・アニスさん(30)さんが2011年に創設。日本の伝統的な酒造方法を用いながら、テキサス州の特徴を生かすため味わいを調整し、その土地に合った日本酒造りを行っている。

同社のにごり酒「ライジング・スター」は、わずかな甘さが舌に残る、バーベキューによく合う酒だ。

アニスさんはこのほかに白ワインに似た辛口酒「タンブルウィード」、一般的な日本酒よりもやや酸味の効いたフルボディーの「ウーピング・クレイン」も販売している。

米国の日本酒市場はまだ小さく、酒類業界の統計によると、出荷本数はワインの100分の1程度。同社の年間生産量も約1000ケースだが、販売は前年比で倍のペースで伸びているという。

アニスさんは「大胆でパワーのある酒にしたい。これはテキサス州の酒であり、そうなるにふさわしい方法で造られている」と語っている。

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