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OECD見通し、世界経済緩やかに回復 経済ナショナリズムがリスク
2017年3月7日 / 10:35 / 9ヶ月後

OECD見通し、世界経済緩やかに回復 経済ナショナリズムがリスク

[パリ 7日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)は7日発表した経済見通しで、世界経済は緩やかに回復しているが、経済ナショナリズムと主要中央銀行の政策の分岐によるリスクがあるとの見解を示した。

 3月7日、OECDは経済見通しで、世界経済は緩やかに回復しているが、経済ナショナリズムと主要中央銀行の政策の分岐によるリスクがあるとの見解を示した。都内で先月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

世界の成長率見通しは今年は3.3%、来年は3.6%として前回11月と変わらずだった。

OECDのマン首席エコノミストは、米国の金利上昇による金融市場のボラティリティ―で一部の借り手に悪影響を与えるおそれがあり、ドル上昇にもつながる可能性があると指摘。「経済ナショナリズムも現時点ではどの程度政策に反映されるか分からず不確実な要素だ」と述べた。

同氏は米トランプ政権だけがナショナリズムを訴えているわけではないとしながらも、米国の輸入コストが10%増加した場合、国内経済を通じて輸出コストを15%押し上げるとのOECDの試算を示した。

多くの国で景気回復は緩やかになるとし、消費支出と企業投資が低迷するなか金融市場は経済実体から切り離されるとの見方を示した。

米連邦準備理事会(FRB)は着実に利上げすると見込まれ、為替レートの振れが見込まれるという。

米国の成長率見通しは、今年は内需を要因に上方修正、来年は下方修正したが、金利上昇とドル高の影響は政府支出が一部相殺されるとの見通しを示した。

英国はインフレ率上昇が消費・企業活動を圧迫するなか、欧州連合(EU)離脱が投資を抑制するとし、成長率は今年は1.6%(前回1.2%)、来年は1.0%(前回と変わらず)に鈍化するとの見通しを示した。

日本は財政面が成長を支えるとして今年の成長率見通しを上方修正した。

*内容を追加しました。

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