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貿易回復で今年は6年ぶり高成長、米は下方修正=OECD見通し
2017年6月7日 / 09:44 / 5ヶ月後

貿易回復で今年は6年ぶり高成長、米は下方修正=OECD見通し

[パリ 7日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)は、米経済見通しが弱めだが貿易の回復で世界経済が今年、2011年以来の高成長を記録するとの見通しを示した。

 6月7日、OECDは、米経済見通しが弱めだが貿易の回復で世界経済が今年、2011年以来の高成長を記録するとの見通しを示した。写真はOECDのロゴ、4月都内で撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

世界経済は今年は3.5%、来年は3.6%成長するとみている。今年の成長率は前回のプラス3.3%から上方修正した。

OECDのグリア事務総長は、2008─09年の金融危機前の水準には及ばないとし、「非常に悪い状況から凡庸な水準に移行しただけ」と指摘。「状況を改善するために引き続き努力する必要がある」と述べた。

通商と投資フローの回復が経済見通しの改善を支えているとし、より強い成長に向け保護貿易主義と規制による障壁を取り除く必要があるとの見方を示した。

拡大する所得の不平等の軽減や生活の質改善といった人々の期待に応える点で、景気改善は不十分とも述べた。

米国の成長見通しは今年は2.1%、来年は2.4%に下方修正した。OECDの首席エコノミスト、キャサリン・マン氏は、トランプ政権の減税やインフラ投資の遅れを修正要因として挙げた。

一方でユーロ圏、日本、中国は上方修正した。

ドイツの押し上げでユーロ圏の成長率は今年・来年とも1.8%成長に上方修正した。

アジアの国際貿易改善と財政刺激策により日本の成長率は今年は1.4%、来年は1.0%になると見込んでいる。前回3月の見通しでは1.2%、0.8%と見込んでいた。

中国の見通しは財政支出が押し上げることで今年は6.6%に、来年は6.4%に小幅上方修正した。

アジアでの貿易回復により世界的な通商量は今年、前年の2倍近くとなる4.6%の伸びを記録するとの見方を示した。

見通しへのリスク要因としてOECDは、主要経済国での政策金利の差が拡大することより、金融市場のボラティリティが高まる可能性を指摘した。

また米連邦準備理事会(FRB)が利上げするなか資産圧縮を決定した場合、長期金利が急激に上昇する可能性があると指摘した。

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