November 23, 2018 / 12:00 AM / 15 days ago

アングル:「OPEC減産説」に懐疑的な原油市場

 10月19日、石油輸出国機構(OPEC)その他の産油国が供給過剰を防ぐため減産で合意するとの期待から、原油価格は先週の急落から持ち直しているが、先物市場を見ると、減産合意を疑問視しているようだ。写真は豪OMVの製油所で2015年撮影(2018年 ロイター/Heinz-Peter Bader)

[ロンドン 19日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)その他の産油国が供給過剰を防ぐため減産で合意するとの期待から、原油価格は先週の急落から持ち直している。しかし先物市場を見ると、投資家は減産合意が機能するかどうか、なお疑問視しているようだ。

北海ブレント油先物は、1月きりLCOc1が2月きりLCOc2を下回っている。期近が期先を下回る「コンタンゴ」は、投資家が供給過多を予想していることの反映だ。

1月きりは先週約5%下げて1バレル=65ドルを割り込んだ。

OPECとロシアなど産油国が2017年1月、原油価格押し上げのために減産で合意すると、在庫が減って原油先物市場は期近が期先を上回る「バックワーデーション」となった。これは供給不足の見通しを反映する形状だ。

バックワーデーションは17年の大半の時期と18年前半まで続いたが、米国の対イラン制裁による供給不足に対応するため、OPECその他産油国が増産で合意すると、コンタンゴに転じた。

以来、OPECは需給バランスを維持できることを市場に説得するのに苦労しており、先物市場は現在、7月以来で最大のコンタンゴとなっている。

国際エネルギー機関(IEA)の推計では、OPECが影響を及ぼせない米国などの生産急増により、来年は1年を通じて供給過多となる可能性がある。

供給過多を背景に現在、一部の原油現物価格は数年ぶりの安値に沈んでいる。この結果、ファンドマネジャーは北海ブレント油と米WTI原油先物CLc1の買いポジションをわずか8週間で50%も減らし、2017年半ば以来の最低水準としている。

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