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原油市場、感染再拡大で回復遅延の恐れ=OPEC事務局長

石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長は26日、世界各地で新型コロナウイルス感染が再拡大する中、原油市場の回復にこれまでの予想よりも時間がかかる恐れがあると述べた。写真はOPECのロゴ。4月9日撮影(2020年 ロイター/Leonhard Foeger)

[ロンドン 26日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長は26日、世界各地で新型コロナウイルス感染が再拡大する中、原油市場の回復にこれまでの予想よりも時間がかかる恐れがあると述べた。

バルキンド事務局長はオンライン形式で実施されたフォーラムで、感染拡大第2波を受け、これまでに見られていた需要回復への期待は後退したとの考えを示し、「下半期には回復が見られ始めるとの期待が出ていたが、残念ながら、現時点では主に感染拡大により経済成長と需要回復の双方が停滞している」と述べた。

ただ、OPECは今年第2・四半期に見られたような原油価格の崩壊が再び発生するとは予想していないとし、「回復は継続すると、引き続き慎重ながらも楽観視している。時間がかかる上、低水準にとどまる可能性があるが、OPECは軌道から外れない」と表明。「在庫減を確実にすることで、OPECは市場安定化を支援する」と述べた。

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