January 15, 2020 / 4:21 PM / 3 days ago

OPEC産原油、今年は需要減少 米産過去最高に=OPEC報告書

[ロンドン 15日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は15日に発表した報告書で、2020年は世界的な原油需要が増える中でもOPEC産原油の需要は減少するとの見通しを示した。OPEC以外の産油国が市場占有率を拡大すると指摘。米国の産油高は再び過去最高水準を超える見込みだ。

米国はシェールオイルの増産に伴いここ数年間、産油高が急増している。OPECは米国の全体の産油高が今年、初めて日量2000万バレル(bpd)を超えると試算した。第4・四半期の産油高は2021万bpdに達し、米国の原油需要である2134万bpdに迫るとした。

20年のOPEC産原油の需要見通しは10万bpd減の2950万bpdとした。19年全体と比べて約120万bpd少なく、19年12月の生産と同じ水準だ。12月は世界の産油高におけるOPECの占有率が前月比0.1%ポイント低下の29.4%となった。

20年は世界的な需要が伸びる中で、米国やブラジル、カナダ、オーストラリア、ノルウェー、ガイアナなどOPEC以外の産油国の生産急増に伴い、OPEC産の市場占有率がさらに低下するとの見通しを示した。OPECは20年の需要の増加幅を122万bpdと試算し、前月から14万bpd上方改定した。景気見通しの改善のほか、インドと中国の需要増加を理由に挙げた。実現した場合、19年の需要を30%上回る。

OPEC以外の産油国における供給量の増加幅は235万bpdとし、前月から18万bpd上方改定した。19年は186万bpdだった。

報告書は「緩和的金融政策の継続と金融市場の改善がOPEC以外の国の供給増加を後押しするだろう」とした。

OPEC加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は供給過剰を防ぎ原油相場を1バレル=60ドル以上に保つために協調減産を実施している。期限は3月まで。

報告書は「OPECと非加盟産油国による協調は原油相場の安定を保つのに不可欠だ」とした。

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