January 17, 2019 / 4:53 PM / a month ago

OPEC、新減産合意実施前に産油量を削減=月報

[ロンドン 17日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は17日発表した月報で、新たな減産合意を実施する前の昨年12月に原油の生産量を大幅に削減したことを明らかにした。

12月のOPECの産油量は前月から日量75万1000バレル減の3158万バレル。約2年ぶりの大幅な減少だった。

昨年12月、原油価格の下落や供給増加への懸念から、OPECとロシアなどの産油国は2019年から日量120万バレルの減産を実施することで合意した。120万バレルのうち、OPEC加盟国が80万バレルの減産を請け負う。

12月の産油量の前月比減少幅は2017年1月以降で最大。1月からの減産合意を完全に履行すれば、供給過剰を回避することになる。

OPECは2019年の原油需要の伸びを日量129万バレルで18年の150万バレルから鈍化すると予想。ただ、経済情勢に関連した支援要因で、原油市場のセンチメントが改善し、価格も持ち直したと指摘した。

バルキンド事務局長はロイターに対し、先進国の原油在庫が5年平均を超えないようにしていると表明。「まだ困難な状況は脱していない」とし、14─16年の原油価格下落に言及した上で、「原油産業は価格の再度の下落には耐えられない」と述べた。

OPECの統計によると、先進国の原油在庫は昨年11月に5年平均を超えていた。

OPECは月報で「景気リスクは依然下向きだが、金融引き締めペース緩和の可能性が、今年の経済成長鈍化トレンドを和らげると予想される」とし、市場センチメントへのプラス効果が原油市場にもみられるとの認識を表明。バルキンド事務局長も、今年は「健全な需要」が維持されると楽観的に見ていると述べた。

12月はサウジアラビアが供給を日量46万8000バレル減少させ、OPEC加盟国の中で最大の減少となった。サウジはOPECに対し、12月は供給を日量1064万バレルに引き下げたと報告。1月は加盟・非加盟国の合意を超える減産を行う計画であることを明らかにした。

サウジに次いで供給量が2番目に大きく減少したのが国内最大の油田が閉鎖されたリビア。次いでイランが大きく減少した。米国は昨年11月に対イラン制裁措置を発動させている。

OPECは2019年のOPEC産原油の需要は18年から日量91万バレル減少し3083万バレルと予想した。

*内容を追加しました。

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