[25日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は25日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が6月4日にウィーンで開催する会合では新たな措置は発表されないと予想していると述べた。ロシア通信(RIA)が報じた。
報道によると、ノバク氏は高水準の米金利と中国経済の予想以上の回復鈍化が原油価格のさらなる上昇を妨げていると指摘。北海ブレント先物は年末までに1バレル=80ドル以上になるとの見通しを示したほか、75─76ドルで推移する現在の価格は世界のマクロ経済状況に対する市場の評価を反映しているとの見解を示した。
また夏季には石油需要の増加が期待されるとした。
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