[ロンドン 29日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟13カ国の1月の産油量が日量2575万バレルと、前月から16万バレル増加したことがロイターの集計で分かった。昨年6月に約30年ぶりの低水準を付けてから7カ月連続で増加した。
1月に産油量が大きく増加したのはサウジアラビア、イラク、イラン。一方、ナイジェリアが最も大きく減少した。
OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は原油市場の安定化に向け協調減産を実施しているが、1月の減産規模を日量50万バレル縮小することで合意した。この減産幅縮小のうち約30万バレルがOPEC加盟国に割り当てられている。
OPEC加盟国の1月の減産合意順守率は103%。前月は99%だった。
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