[ロンドン 28日 ロイター] - インターコンチネンタル取引所(ICE)のオプション取引データによると、投機筋の間では、来年第1・四半期に北海ブレント先物LCOc1が1バレル=65ドルに下落するとの見方が優勢となっている。
27日開催の石油輸出国機構(OPEC)総会前に減産見送りとの観測が高まったことで、こうしたポジションが膨らんだ。
北海ブレント先物は総会後に6ドル超下げ、28日にはバレル当たり71.12ドルと、4年ぶり安値を更新した。
ICEの建玉残高データ(11月26日まで)によると、2015年3月限で1バレル=65ドル水準のプットオプション建玉は1万5673枚に急増した。11月初旬はほぼゼロに近かった。
2、3、4月限の65ドルのプットは計3万5323枚と、70ドル、80ドルのプットを上回った。
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