[ロンドン 9日 ロイター] - エネルギー調査会社ウッドマッケンジーのアナリストは9日、原油価格が1バレル=40ドルに下落した場合でも、世界原油供給のわずか1.6%(日量150万バレル)が不採算になるにすぎないとの分析を明らかにした。ただ、必ずしも生産は停止しないという。
これは、世界主要油田2222カ所の分析をまとめた結果。主にカナダのオイルサンド・プロジェクトが不採算に陥る見込み。
北海ブレント原油価格は世界的な供給過剰を背景に、過去6カ月間で半値未満に落ち込み、50ドルとなっている。
企業調査担当アナリスト、ロバート・プラマー氏は「不採算とは、単に生産コストが受け取る金額を上回るという意味だ。必ずしも生産が停止するわけではない」と指摘した。