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五輪=北京競泳で金のアドリントンさん、大会中止は「壊滅的」

 今夏に予定されている東京五輪の開催に関して否定的な声が高まっているなか、2008年北京五輪の競泳女子で金メダルに輝いたレベッカ・アドリントンさんが、大会中止はアスリートにとって「壊滅的」と語った。東京で1月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

[13日 ロイター] - 今夏に予定されている東京五輪の開催に関して否定的な声が高まっているなか、2008年北京五輪の競泳女子で金メダルに輝いたレベッカ・アドリントン(英国)さんが、大会中止はアスリートにとって「壊滅的」と語った。

7月23日の東京五輪開会まで10週間となっても、開催地の東京は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けた緊急事態宣言下にあり、世論調査で日本国民の60%が開催を望まず、ワクチン接種済みの人はわずか3%と厳しい状況にある。

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、すでに1年延期となった東京五輪の再延期については否定しており、開催か中止の選択となる。

北京五輪で2つの金メダルを獲得したアドリントンさんはロイターに対し、「アスリートは4年に1回しか開催されないものに人生を捧げているが、もう5年経っているし、中止となればさらに3年待たなければならない」とコメントし、アスリートにとって「壊滅的」と語った。

そして「それは何千人ものアスリートが母国を代表してメダルを獲得する機会を失うことになる。選手たちは5年間も体を極限まで追い込んでいる」とアスリートの苦しい胸の内を代弁した。

IOCの調査によると、五輪出場が1回のみに終わるアスリートは約80%に上る。

米国の学者ジュールズ・ボイコフ氏は11日、ニューヨーク・タイムズ紙に「五輪主催者は公衆衛生のために自分たちの利益を犠牲にすることを望んでいない」と寄稿し、IOCを批判して大会中止を呼びかけた。

一方、そういった声が多いことに対し、IOCのジョン・コーツ副会長は「もしそうであれば我々は去年に推し進めていただろうが、そうしなかった。私は選手たちに一生に一回のチャンスを逃してほしくない。その夢を叶えるためにわれわれは動いている」と話している。

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