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薬物処分のボツワナ陸上選手が五輪メダル売却へ、生活費捻出で

 陸上男子800メートルメダリストのニジェル・アモス(左)が11日、家族を養うために2012年ロンドン五輪の同種目で獲得した銀メダルを売却すると発表した。ロンドンで2012年8月撮影(2023年 ロイター/Eddie Keogh)

[11日 ロイター] - 陸上男子800メートルメダリストのニジェル・アモス(29、ボツワナ)が、家族を養うために2012年ロンドン五輪で獲得した銀メダルを売却すると発表した。

アモスは3日、禁止薬物違反で世界陸連の独立監視部門「インテグリティー・ユニット(AIU)」から3年間の活動停止処分を科された。12年の銀メダルはボツワナ史上初の五輪メダルだった。

アモスは9日に「さまざまな状況を考慮し、活動停止期間を短くするために私と弁護士団は処分を受け入れた」と記者団にコメント。

「現状、私の唯一の資産、財産は12年五輪の銀メダルだけ。それが私と家族の生活をどう維持してくれるか、ファイナンシャルアドバイザーを含むさまざまな関係者と連絡を取っている」とし、「450万プラ(約4500万円)で買いたいというチームに会ったが、ネットフリックスで私のドキュメンタリーが放送されれば750万プラに価値が上がる可能性がある」と語った。

なお引退の意向はなく、25年7月の処分終了後の復帰に自信をのぞかせた。

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