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帰国拒否のベラルーシ五輪選手、ウィーン行の便に搭乗

[東京 4日 ロイター] - 意思に反する帰国指示を拒否し、亡命を求めていたベラルーシの五輪代表、クリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手(24)は4日午前、オーストリアに向かう便に搭乗した。

人道的査証(ビザ)を発給したポーランドのワルシャワ行きの便に乗る予定だったが、ウィーンに午後4時05分(日本時間午後11時05分)到着予定のオーストリア航空の便に搭乗した。

同選手と連絡を取っているベラルーシ人によると、身の安全を巡る懸念から外交官がフライトを変更したという。

ブルーデニムに青いブラウス、サングラスとマスクを着用したツィマノウスカヤ選手はこれより先、警察官の護衛がついたワゴン車で成田空港に到着。車から降りると、集まった報道陣には何も話さず、関係者に付き添われてVIPエリアに向かうエレベーターへと姿を消した。

ツィマノウスカヤ選手は2日の東京五輪で陸上女子200メートル予選に出場予定だったが、コーチ陣を批判した後に帰国を命じられた。連れていかれた空港で警察に保護を求め、2日午後にポーランド大使館に入っていた。

ブリンケン米国務長官は2日、ベラルーシが選手に帰国を強制したことは耐え難い「国境を越えた抑圧だ」と非難した。

国際オリンピック委員会(IOC)は3日、ツィマノウスカヤ選手の事案について正式に調査を開始したと発表。ベラルーシの五輪チームからの報告を待っていると明らかにした。

ベラルーシでは、昨年の大統領選の不正を訴える抗議デモを当局が暴力で弾圧するなど、ルカシェンコ大統領による強権支配が続いている。

これとは別に、ウクライナに亡命したベラルーシの活動家が3日早く、ウクライナの首都キエフにある自宅近くの公園で遺体で発見され、現地の警察は殺人事件として捜査を開始した。

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