[東京 28日 ロイター] - 東京五輪のテニス男子シングルス3回戦に登場した世界ランク2位のダニル・メドベージェフ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)が試合中、「死んだら誰が責任を取るんだ」と審判に暑さを訴える場面があった。
25歳のメドベージェフは28日、東京・有明でファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦。暑さに苦しみメディカルタイムアウトを取ったほか、トレーナーを何度か呼んだ。
心配した審判が第2セットの最中に声をかけると、「大丈夫だ。ゲームを終えることはできるかもしれないが、死んだら誰が責任を取るのか」と答えた。
メドベージェフは試合後、「第1セットから息苦しかった」と説明。東京に滞在中、これまでで最も蒸す日だったと語った。第2セットは目の前が暗くなったという。
午前11時から始まった試合はセットカウント2-1でメドベージェフが勝った。
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