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中国、北京五輪へ大気汚染対策を強化

[張家口(中国河北省) 27日 ロイター] - 中国政府は、2022年2月に開幕する冬季五輪を環境改善の取り組みを強化する機会としているが、開幕式が近づく中、大気汚染問題が深刻な首都北京市は最悪の事態に備えている。

生態環境省の報道官は23日、記者団に対して、緊急時の対策が進められていると説明。「北京と河北省は法律に従い適切な環境保護策を採用することになる」と語った。

一方、北京市などの地域で大気汚染につながる物質を多く排出する産業の活動を1月1日以降一時停止するとのうわさがあることについて、「事実ではない」と否定した。

政府は北京と河北省にある26の全オリンピック会場について、100%再生可能エネルギーを利用すると表明している。また、水素自動車700台以上も配備する計画。さらに、河北省張家口市での植林計画では森林率を56%から70─80%に引き上げた。

中国政府はこの五輪を「カーボンニュートラル」にする目標を掲げているが、環境保護団体グリーンピースはより多くのデータが無ければこの目標が達成されたかどうか評価するのは難しいと指摘する。

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