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五輪=ワリエワ、圧力につぶれる 「なぜ諦めた」とコーチは詰問

[北京 17日 ロイター] - 北京冬季五輪の開幕前には金メダル最有力候補だったフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15、ロシア・オリンピック委員会=ROC)は、大会中に突如起きたドーピング騒動による異常な状況で個人種目4位に終わり、重圧に押しつぶされる形となった。

ワリエワは7日に行われた団体でROCの一員として優勝に貢献。前評判通りの実力を見せたが、その直後にドーピング問題が発生。昨年12月に受けたドーピング検査で禁止薬物「トリメタジジン」の陽性反応を示したことが8日判明し、15日のシングルのショートプログラム(SP)出場可否を巡る大騒動が起きた。

最終的にスポーツ仲裁裁判所(CAS)が出場を認め、ワリエワはミスがありながらもSPで1位となったが、その後も批判は拡大。喧騒の中で行われた17日のフリーではミスを連発し、表彰台にも届かなかった。

ワリエワは冒頭の4回転サルコーで着氷が乱れながらも耐えたが、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は大きくバランスを崩し回転不足に。さらに4回転トーループでも着氷で乱れ、続けたコンビネーションの3回転サルコーでは転倒した。

後半の4回転トーループでも転倒し、その後もミスが続くなど、15歳にして圧倒的な安定感と演技力が高く評価されていた大会前の姿とはほど遠い状態に。演技後は顔を両手で覆い、キスアンドクライでは泣き崩れるなど精神的なダメージが深いことをうかがわせた。

一方、コーチを務めるエテリ・トゥトベリゼ氏は、取り乱すワリエワに「なぜ何もしなかったのか。私に説明して。なぜ完全に戦うのをやめたのか。アクセルの後、諦めていた」と問い詰める一幕があった。

元米国代表のアシュリー・ワグナー氏がツイッターで「純粋に、かわいそうな子だと言わざるを得ない。彼女はアイスの上にいるべきではなかった」と心境を述べるなど、ワリエワ騒動は後味の悪い結末となった。

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