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テニス=IOCは彭帥の「権利侵害に加担」、人権団体が批判

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは23日、IOC会長(写真)が行方不明となっていた女子テニスの彭帥とテレビ電話で会談したことを受けて、「中国の権利侵害に加担している」とIOCを批判した。東京で7月撮影(2021年 ロイター)

[ワシントン 23日 ロイター] - 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は23日、国際オリンピック委員会(IOC)会長が行方不明となっていた女子テニスの彭帥選手(中国)とテレビ電話で会談したことを受けて、中国の「権利侵害に加担している」とIOCを批判した。

ダブルス元世界ランク1位の彭選手は、中国共産党の幹部だった張高麗元副首相に性的関係を強要されたと交流サイトで公表。その後、3週間近くにわたり行方が分からなくなっていたが、21日にIOCのトーマス・バッハ会長とビデオ通話を行い、無事だと伝えていた。

しかし、HRWの中国ディレクターであるソフィー・リチャードソン氏は記者会見で、IOCは彭選手に関する問題の扱いに関して「驚くべき判断力の欠如」を示し、中国の権利侵害に「積極的に加担」していると非難。IOCは選手の幸せより、大会を軌道に乗せることの方が重要と考えているようだと主張した。

また、リチャードソン氏は、バッハ会長が、弁護士をつけるかどうかや重大な性的暴行事件を告発するかどうかを彭選手に尋ねたか明らかにしなかったことも批判し、「IOCはこの数日間で、人的損失がかかっても大会を成功させることにどれほど必死になっているかを示した」と述べ、人権よりも北京冬季五輪を気に掛けていると批判した。

大会スポンサーの企業が彭選手について沈黙を守っているとも指摘し、来年2月の北京五輪を外交的にボイコットするよう各国政府に働き掛けた。

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